生き辛さを感じたり、仕事をがんばりすぎている人は、ぜひこの『がんばらない生き方 (中経の文庫)』を読んでみたらいいと思う。
がんばることはいいことだと子供の頃からすり込まれているから、がんばる方向を間違えながら頑張っている人がたくさんいる。
何か違うと思ったら、いったん立ち止まってみるのもいいと思います。
ライスワークでもいいじゃないか
私はライスワークは面白くない、ライフワークを探して、仕事もきちんと楽しめる方が良いのではないかと思っていたけれど、それはもしかしたら違うのかなとこの本を読んで思った。
もちろん、それを否定するわけではなくて、仕事は仕事、面白くなくてもいい、飯のための仕事でもいい、そのかわり思いっきり打ち込めるような趣味があれば、人生楽しくなるんじゃない?ということ。
何でもみんながんばり過ぎなんだと思う。
子どもの頃から早期教育、英語くらい話せないといけないと毎月届く教材なんかで勉強して、小学生になっても次は中学受験、ずっと試験、受験、そんなことばかり20歳近くまでがんばり続けて、いざ社会に出ると、それまでやってきたことってけっこう役に立たないんだよね。
それなら適度に遊んで適度に勉強して、適度に友達がいて人生楽しんできた人の方が柔軟性があるのかなと。
もしかしたら、がんばっても充実感を感じられない人はがんばる方向を間違えているのかもしれない。
終身雇用制が崩れ、給料が右肩上がりではなくなった今の世の中で、大企業に就職すれば安心ではないし、それを人生の目標にしてしまってはとてももったいない。
もっと柔軟に人生を考えてもいいのかなと思う。
フリーターが悪いって風潮ね、それもきっとよくない。例えば趣味に打ち込む時間が欲しくて、アルバイトや派遣社員として自由に働く、という人生もありでしょう。
◆どうやって生きていきたい?
自分の人生だもの、世間の尺度に当てはめることなく、自分が楽しいと思う方法で生きていければ、それが一番幸せなんだと思う。
別に正社員でなくてもいいし、仕事に楽しみを見いだせなくてもいい。そんな風に言われるとちょっと気が楽になると思わない?
がんばることはいいことですよ。ただ、何のためにがんばっているのかを自分でわかっているなら、ということだと思う。
人生楽しんでいる人は無理をしていない。イヤなことをがんばっても楽しくない。成果は出ない。それをわかっているから、楽に生きられるんだと思う。
仕事が辛くなっている人は、この本を読んで「自分はどうやって生きたら幸せなんだろう」ってしっかり考えてみてもいいと思う。