朝ごはんて、本当に面倒です。
平日なら5分でできて、洗い物をなるべく減らしたいというのがこの本のコンセプトです。
ご飯だけ、食パンだけというわけにはいかないし、かといって忙しいのにあれこれ作る時間なんてない。
正直、お弁当で手一杯ですから。勝手に何か食べてって感じです。
そんな私を救ってくれたのが、この本。「一日がしあわせになる朝ごはん」です。
子供たちと、「次はどれ食べる〜?」って楽しみながら読んでいます。
一日がしあわせになる朝ごはん
小田真規子/大野正人 文響社 2015年10月
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「めんどくさい」と戦う本です
朝ごはん、最大の敵、それは「めんどくさい」ではないでしょうか?
ご飯一杯、トースト1枚では食事にならない。栄養面を考えても、何かおかずが必要です。
しかし、朝は時間がないのです。ですからこの本は、とにかく簡単、すぐできるレシピがたくさん載っています。
でもそれだけじゃ寂しいから、土日の時間があるときにゆっくり作りたいメニューも載ってます。
ご飯もパンもある!
私はパン派です。しかし子供は、パンが食べたい日もあれば、ご飯が食べたい日もあるので、面倒。
この本は、そんなとき本当に便利です。
卵料理は偉大だ
例えば、目玉焼き。
- 蒸し焼き
- カリカリ焼き
- ターンオーバー
- 半分おり
- ベーコンエッグ
- トマトソテーとともに
など、8つのバリエーションが。
目玉焼き一つとっても、こんなに焼き方があるんだなあと思いました。私は、目玉焼きの半熟が苦手なので、両面を焼いてからトーストに乗せます。
目玉焼きにかけるものも、定番の塩や醤油以外に、オイスターソース、七味、めんつゆなどが紹介してあって、味を変えるだけでも楽しそうですよね。
もちろん、
- オムレツ
- スクランブルエッグ
- ゆで卵
など、卵料理もいろいろ。卵なら、パンでもご飯でもいけそうです。
オムレツをご飯に乗せ、その上からツナと醤油をかけるなんて、最高ですよね。
パンのメニューが豊富で嬉しい
トーストの食べ方というと、バターかジャムを塗るのが定番ですが、こちらの本には39ものメニューが載ってますよ。
定番の「ハム+チーズ」もいいけど、私が食べたいなと思っているのはこれ。
- ちくわ+マヨネーズ+ソース
- 海苔+じゃこ+チーズ
- ツナ+カレー粉+マヨネーズ
- 明太子+クリームチーズ
- はちみつ+レモン+バター
- バター+ようかん
39もメニューがありますけど、この中の材料を少しずつ変えて試してみれば、さらにメニューの数が広がりますよね。
パンメニューは他にも、
- 一晩寝かせたサンドイッチ
- 一夜漬けフレンチトースト
- 焼きベーグルのアイスディップ
なんて魅力的なものもあります。
お米メニューも魅力的
ご飯に納豆だけだと寂しいなと思うとき、こんな「お茶漬けの友」を用意しておくといいなと思いました。
- 海苔の佃煮
- なめたけ
- ベーコン
- しらす
- ツナ
- ねぎ
- みそ
- バター
- 柚子胡椒
- マヨネーズ
これをいろいろな組み合わせでご飯の上に乗せて、お茶をかける。なんて楽しい朝ごはんなんだろう。ビバお茶漬け。
さて、納豆もいつものタレじゃなくて、かけるものを変えたら楽しめそう。
- ごま油+しょうゆ
- 柚子胡椒+マヨネーズ
- ツナ+玉ねぎ+しょうゆ
和風も洋風も楽しめる、それが納豆のいいところです。
主食を変えてみるのもいいかもしれない
朝ごはんは、お米かパンでなければいけないなんて、誰が決めたんだろう。
この本を見て、そう思おいました。単なる私の思い込みでしたね。
簡単で美味しければ、なんでもいいじゃないかということです。
夏の食欲がない日は塩レモン麺、冬の寒い朝はバターミルク麺なんていいな。
ちょっと甘いものが食べたいときは、フルーツたっぷりの朝パフェ。
ご飯だもの、栄養ばっかり考えてたら飽きちゃいます。たまには、目にも楽しい朝ごはんもいいですよね。
楽しくて現実的な朝ごはんの本
美味しくても、手間がかかったら続かないし、楽しくない。
平日なら5分でできて、洗い物をなるべく減らしたいというのがこの本のコンセプトです。
朝ごはんを美味しく食べたいけど、面倒で作りたくないという人は、ぜひこの本を参考に、楽をしながら朝ごはんを楽しんでほしいと思います。
一日がしあわせになる朝ごはん
小田真規子/大野正人 文響社 2015年10月
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