潜在意識というと、スピリチュアルで怪しいと感じる人も多いと思います。私もそうでした。
確かに、潜在意識というのは目に見えないので、こんなことをすると潜在意識が変わりますよ、と言われてもそれを確かめるすべがない。自分でどう感じるか、それだけです。
しかし、やってみても損はない、別に何かが変わらなくても害がないなら、試してみてもいいのではないか。そんな風に思って読んでみました。
全力でおすすめしたい、この本のいいところ
- 潜在意識のクリーニングってなにさ?がよくわかる
- 本当にこんな方法でいいんかいという、簡単な方法
- ある意味、宗教かもしれんけど、信じなくても効果はある
心の掃除をするという意味で読んでみるといいかもしれない。
ホ・オポノポノはハワイの伝統的な問題解決法
みんなが幸せになるホ・オポノポノ
イハレアカラ・ヒューレン/櫻庭雅文 徳間書店 2008年09月30日
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元々ホ・オポノポノは、ネイティブハワイアンの伝統的な問題解決方法だったんです。
それを「セルフアイデンティティスルー ホ・オポノポノ」として、現代社会でも使えるようにアレンジしたのが、ハワイの人間州宝である、モナ・ナラマク・シメオナ女史で、さらにそれを引き継いだのがイハレアカラ・ヒューレン博士です。
自分の中に溜め込んできた記憶を消して、本当の自分を生きるための方法、それがホ・オポノポノです。
ヒューレン博士とホ・オポノポノに関する公式サイトはこちらです。
『ホ・オポノポノ公式サイト』
全てのことは自分に原因がある
自分に起こることのみならず、この世の全ては自分に原因がある、だからずっと「クリーニング」をしていく。
それが、この本の趣旨です。
自分に原因がある、などというと、「私が悪いの!?」と驚く人がいますが、いいか悪いかなんてことは言っていません。
原因だ、と言っているだけ。これ、大事なところです。
その原因とは、自分の潜在意識の中にある、過去の記憶。
ここで、科学的根拠は?とか聞いちゃダメです。記憶なんて、目に見えないものですから、証拠は?と言われても、出しようがないと思います。
ここは、「そうなんだ」と受け取るところです。
全てのことは、自分の潜在意識が見せていること、起こしていること。
そんなふうに考えて、とにかくクリーニングをするのです。
4つの言葉を唱えるだけ
ホ・オポノポノで、潜在意識をクリーニングするために唱えるのは、この4つの言葉。
- ありがとう
- ごめんなさい
- 許してください
- 愛しています
ごめんなさいとか許してくださいという言葉に抵抗がある人は、ありがとう、愛しています、だけでもいいんだそうです。
ありがとうだけでもいい、って書いてあった。
だから、イライラしたら、私はひたすら頭の中で「ありがとう」を繰り返します。余裕があれば、4つとも繰り返しますけど、とりあえずありがとう。
ずーっと頭の中で言い続けていると、なんだか気持ちがスーッと落ち着いてきますよ。騙されたと思って、やってみてください。
宗教ではありませんが、気持ちは楽になるかも
まだ私は、ホ・オポノポノの真髄をわかっていないんだと思います。うまく説明しきれない。
だけど、実践してみて、気持ちは楽になるなと感じています。
イラっとした時はひたすら「ありがとう」を心の中で唱えて、何とかやり過ごしているのですが、でもこれ、意外と効きます。
今までは、イラっとすることがあると、「何で?」「なんなの?」とずーっとイライラが続くことが多かったのですが、ホ・オポノポノを知ってから「潜在意識から過去の記憶が上がってきているせいで、こんな思いをしているんだな」と思うようになりました。
だから、クリーニングし続けるんです。そうすると、だんだん気持ちが落ち着いてきます。
何よりも、イライラしているその原因に、意識が向かないので、悶々とすることが少なくなります。
いやなことがあると、
- どうして?
- なんで?
- なんなの!
って、他人とか環境に文句を言いたくなると思うのですが、ホ・オポノポノを知っていると、「潜在意識のせいだ」って思って、ひたすら呪文(!?)を唱えるから、無駄なイライラがなくなる気がするんです。
こういう話って、どうにも宗教的で敬遠する人も多いと思うのですが、別に信じてなくてもいいので、やってみたらいいと思います。別に、何も損しないでしょう?
あーだこーだと人のせいにしてイライラするよりも、自分で自分の気持ちが整えられるなら、その方が建設的だし、私は何かあるたびに、ホ・オポノポノにお世話になってます。