私は、買うと決まっている本や電子書籍はAmazonなどのネットショップで買うことが多いですが、何にしようか迷っている時は必ず本屋に行きます。
それは、本当に自分が興味を惹かれる本かどうか、実際に手に取ってみないとわからないからです。
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年々書店が減っているという残念さ
本屋さんのデータを見ますと、1999年には22,000件を超えていた書店の数が、10年後の2009年には15,000件台まで落ち込みます。
2017年の途中ですでに12,000件台になってしまっているので、このペースで本屋さんがなくなっていくと・・・今後はどうなってしまうのだろうかと不安になります。
しかもこの数は、近隣の学校などにのみ教科書などを販売している「外商のみ」の書店も含んでいるため、実際に本屋として開業しているお店はもっと少ないということですね。
しかし、本屋はなくなって欲しくないです。自分にあった本を選ぶにはリアル本屋が不可欠だからです。
スーパーが買い物の主流になったからといって八百屋や果物屋がなくなったかというとそうではないので、本屋が全くなくなるとは思わないけれど、工夫をしない本屋は今後生き残れないだろうなとも思います。
例えば最近は、ビールが飲める本屋さんがあったり、アーティストの個展をやっている本屋さんがあったり、何かしら工夫をしている本屋さんが多いですよね。
街の本屋さんは品揃えで大手にはかなわないので、それ以外の特徴がないと今後は難しくなるでしょう。
どうやって本を選んでいますか
好きな作家の本ならAmazonでポチってしまうことが多いのですが、そうでなければ私は本屋に行きます。
実際に手に取って、パラパラとめくって少し読んでみて、「おもしろそう」と思うかどうか、自分の直感で決めて買います。
Amazonなどをみると、「あなたにおすすめ」ってたくさん出てきますよね。
たしかにそれは選びやすいというメリットもあるんだけど、そこでチェックした本の履歴に基づいてのおすすめだから、今の私に本当におすすめかというとそうでもなかったりするわけです。
しかも、面白そうなタイトルだなと思って見てみるとレビューの点が低かったりする。あまりいいレビューがないと離れてしまいがちですが、それって本当はもったいない。
もしかしたら私にピッタリの本だったかもしれないのに、レビューが邪魔をしたのかもしれないですよね。
レビューなんかに惑わされないで手に取ってみていたら、買って読んでみよう!と思うような本だったかもしれないのに。
だから、レビューって役に立つようでちょっと邪魔な時もあるんです、本選びには。
そう考えると、本当に良さそうな本かどうかは、やっぱり自分の目で見て選ぶのがいいんですよ。
本屋さんにも一工夫して欲しい
私はジュンク堂や丸善といった大型の本屋さんが好きです。これはもちろん、品揃えが素晴らしいからです。
代官山の蔦屋のような少し雰囲気の違う本やも好きです。ここは数の多さで勝負してないですよね。あんなの本屋じゃないって人もいるけど、本の並べ方がやっぱり秀逸なんだ。揃えてある本も、他の書店にはないようなものがある。だから探していて面白い。
街の本屋さんも、売れている本とか参考書ばかり置かないで、もっと面白い本を置いて欲しいなあと思ったりするのです。
だって、書店の人が読んで「この本、こんな風に面白いよ!」ってPOPとかあったら手に取ってみたくなるけど、そのまま置かれていてもねえと思います。
本て、ものすごい数があるから、自分では探しきれない。だからこそ、書店の人は司書になったつもりで「こんな時はこの本がいいよ」とか「こんな人にはこんな本がおすすめ」みたいに、ガイドをしてくれたらいいのになと思うわけです。
街の寂れた本屋さんがつぶれていくのは仕方ない。どんな業種でも工夫のないお店は潰れていくんだもの。本好きが足を運ぶような工夫が欲しいなあ。